ABOUT

開催趣旨

奈良市西部に位置する学園前地域の古くは、赤松に覆われた丘陵地にあり、蛙股池(日本最古の人工池)を有する風光明媚なところでした。1941年に、帝塚山学園が旧制帝塚山中学校を開校したことを機に「学園前駅」ができ、郊外型新興住宅地として開発が始まりました。そして、多くの教育・文化施設が点在する文教地区として、駅北地域は商業地区としても発展しました。ところが、住民の少子高齢化に伴い街全体の活力が低下してきたことから、文化振興と街の活性化を目的に、「学園前街育プロジェクト実行委員会」が発足し、2015年(平成27年)から既設文化施設や空き家住宅を展示会場に「学園前アートフェスタ」は始まりました。特に現代アートの分野で活動される作家たちの「近未来に向けた」問題提起と新しい価値観の創出に期待を寄せています。

-学園前街育プロジェクト実行委員会-

つながる学園前 Art & Music 2025

学園前は閑静な住宅地であるとともに「歴史・文化・教育・豊かな自然環境」が魅力の街です。
芸術・文化の力によって、これらの魅力と住民・来訪者をつなぎ、学園前という街の豊かなコミュニティをつくりたいと考えました。その結果、住民がより誇りを持てる街に育つことを目指します。

学園前アートフェスタ2025は、 「つながる学園前 Art & Music 2025」と題して
地元作家展·住民作品展·小さな音楽会の構成で実施します。

今年で11年目となる学園前アートフェスタは、昨年「つながる学園前」として生まれ変わりました。
すっかりこの地域に根ざした恒例のイベントとなりつつあり、
学園前の地域住民はもちろん、県内外からも多くの方に来場していただけるようになりました。
学園前という街はいったいどんなイメージで捉えられているでしょうか。
お屋敷の多い高級住宅地?大阪への通勤がしやすいベッドタウン?開発の盛んな新興住宅地?起伏が多く緑豊かな街?学生の多い街?
実はあまり知られてはいませんが、菅原村と呼ばれていた時代からの歴史的な場所でもあります。
また、大和文華館、松伯美術館、中野美術館などが点在する芸術の街であり、
アーチストやミュージシャンも数多く住んでおられます。
それにも関わらず、新しい住宅地開発が早い速度で進んだためか、地域としてのお祭りが存在せず、住民同士の交流・コミュニティが求められています。
「つながる学園前」は、学園前の価値である文化・芸術をもっと顕在化させ、
住民のコミュニティづくりに貢献したいと考えています。
つまり、学園前という街を育てるための新しい「お祭り」にしていきたいのです。

学園前街育プロジェクト実行委員会
<奈良市文化振興補助事業>

会場構成:
・地元作家展(大和文華館文華ホール)
・住民作品展(帝塚山学園18号館、帝塚山学園18号館、住まいと暮らしのぷらっとHOME)
・小さな音楽祭(大和キリスト教会、コムズホール/和幸ビル、Gallery GM-1、kitchen-lab.KACOM、中野美術館)
会期:2025年11月6日(木)~9日(日)10時~16時30分(11/6のみ12時~)

事務局:学園前街育プロジェクト実行委員会 事務局(学園南地域自治協議会内)
〒631-0034 奈良県奈良市学園南 1-1-3
猿橋:TEL/FAX : 0742-51-1980 廣嶋(携帯) 090-6666-7658
連携同時開催:大和文華館、中野美術館、KACOMマルシェ、西部公民館 文化祭